例えば、免疫抑制剤タクロリムスの個別化免疫抑制療法を確立するため、小腸においてタクロリムスの吸収障壁
として機能している P-糖タンパク質/MDR1及びCYP3A4の発現量とタクロリムス血中濃度/投与量比(C/D)との比較解析を行いました。
その結果、生体肝移植時における 小腸MDR1発現量は、術直後のタクロリムス投与設計のための有用なバイオマーカーになることを
見出しました(図)。これらの情報は、現在生体肝移植後のタクロリムスの初期投与量設計に利用されています。
参考:京大病院薬剤部
ホームページ |

図:生体肝移植患者の小腸 MDR1 および CYP3A4 mRNA の発現量と
タクロリムス血中濃度/投与量 (C/D) 比の相関 |